真言宗の僧侶になるための道筋
真言宗の僧侶を目指す場合、主に以下の5つのステップが必要です。
1. 得度(とくど)の準備
- 寺院への縁故(家が檀家の場合など)
- 仏教系大学(高野山大学など)への進学
- 師僧となる阿闍梨(あじゃり)を探す
2. 得度式の実施
剃髪・戒名授与・法衣着用の儀式を行い
「沙弥(しゃみ)」として正式に出家します。
必要な資格:
原則18歳以上
3. 修行課程(約3~5年)
期間 | 内容 |
---|---|
加行(けぎょう) | 100日間の集中修行 (読経・瞑想・護摩行) |
満行(まんぎょう) | 伝法灌頂(でんぽうかんじょう) 阿闍梨位の取得 |
4. 寺院の継承
- 生家寺院を継承
- 新規寺院の建立
- 他寺院での勤務
5. 生涯修行
「即身成仏」を目指す真言宗では
日々の勤行(ごんぎょう)が最も重要
現代では約60%が仏教大学出身者と言われていますが
宗派によって詳細が異なるため
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