中野 梅屋は東京・中野区の住宅街に佇む創業80年の和菓子専門店です。戦前から続く木造の店構えは時代を超える温もりを感じさせ、近隣住民から「街の宝物」と親しまれています。
季節の移ろいを表現する上生菓子が看板商品で、特に春の「桜衣」は塩漬け桜の葉を練り込んだ淡紅色の練切りが評判。職人が丹精込めて作る栗きんとんやどら焼きは、昔ながらの素朴な甘さが特徴です。
2代目店主の梅村昭夫さん(68)は「機械化の波に流されず、手作りの温かみを守り続けたい」と語ります。店内には常時20種類以上の和菓子が並び、午前中に焼き上がるどら焼きは毎朝開店前から列ができる人気ぶり。
最寄り駅の中野坂上駅から徒歩7分、営業時間は9時~18時(火曜定休)。季節限定商品は公式サイトで事前予約可能です。伝統の味を求めて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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