丸山式コイルを自作する手順とポイント
電子工作愛好家の間で注目される「丸山式コイル」は、独自の巻線構造が特徴的なコイルです。今回は工具の準備から完成まで、自作の全工程を解説します。
準備する材料
- エナメル線(0.3mm~0.5mm径)
- フェライトコア(EE型推奨)
- 絶縁テープ
- ワインディングマシン(手巻きでも可)
- はんだごてセット
巻線のコツ
均等な巻き付けが成功の鍵!
1. リード線を10cm残して巻き始め
2. 層ごとに絶縁テープを挟む
3. 巻数カウンターで正確管理
測定と調整
完成後はLCRメーターでインダクタンスを計測。目標値に達しない場合は:
- コアの空隙調整
- 巻き数の微修正
- 並列抵抗の追加
※高周波動作時はシールド処理を施すこと
※通電テストでは必ず電流制限をかけて実施
応用事例
用途 | 最適巻数 |
---|---|
スイッチング電源 | 80-100回 |
高周波トランス | 120-150回 |
自作コイルの最大の利点は、用途に合わせたカスタマイズが可能な点です。慣れてきたら巻線パターンを変えるなど、オリジナル設計に挑戦してみましょう。