小松の乗合船「まどか」がつなぐ水辺のコミュニティ
石川県小松市を流れる梯川で活躍する乗合船「まどか」は、地域住民の日常交通としてだけでなく、観光客に新たな水辺体験を提供しています。2018年に就航したこの小型船舶は、地元漁協と行政が共同で開発したユニークなプロジェクトです。
環境配慮型デザインの特徴
- 電気モーターと太陽光パネルを併用したハイブリッド推進
- バリアフリー設計(車椅子2台まで搭載可能)
- 地元産ヒノキを使用した内装
主要運航ルート
小松駅前埠頭 ⇄ 安宅住吉神社 ⇄ 那谷寺水上ゲート
1日8便運行(冬季は減便)、所要時間約25分
「川から見る町並みは新鮮な発見の連続です」
(定期利用者・田中様の声)
地域活性化への貢献
乗船料金の10%が梯川清掃基金に充てられるほか、週末には地元農産物の移動販売船としても活用されています。2023年には年間利用者が5万人を突破し、水上交通再生モデルとして全国から視察が相次いでいます。
予約は公式ホームページから可能で、観光パスとのセット割引も用意されています。四季折々の自然景観を水上で楽しめる「まどか」は、小松観光の新たな定番スポットとして進化を続けています。