小田原ハッテン場は、神奈川県小田原市の地域活性化を目的とした複合施設です。観光客と地元住民が交流する「にぎわいの拠点」として2021年にオープンし、地元産品の販売スペースやワークショップエリア、多目的ホールを備えています。
施設の最大の特徴は「地産地消」をコンセプトにしたマルシェエリアです。小田原城下町の伝統工芸品、箱根山麓の農産物、相模湾の新鮮な魚介類など、地域資源を集約。土日には生産者による実演販売が行われ、訪れる人々に「食とものづくりの現場」を体感させます。
3階の展望ラウンジからは小田原城と相模湾が一望でき、歴史的景観と自然の調和を実感できます。定期的に開催される「こども職人体験」や「地酒テイスティング」などのイベントは、SNSを通じて若年層の誘客に成功しています。
今後の課題は交通アクセスの改善ですが、小田原駅から延伸される新ルートの整備計画が進行中。観光情報発信基地としての役割がさらに拡大することが期待されています。