2011年式の日産・ヴァーサセダンは、実用性と経済性を追求したコンパクトセダンとして注目を集めました。新車価格帯が150万円前後と手頃ながら、日常使いに必要な機能をバランスよく備える点が最大の特徴です。
**基本スペック**
– エンジン:1.6L HR16DE 直列4気筒(108馬力)
– トランスミッション:5速MT/4速AT
– 燃費:15.6km/L(AT車・10・15モード)
– 全長×全幅×全高:4,445×1,695×1,530mm
**3つの競争力**
1. **クラストップの室内空間**:2,600mmの長いホイールベースを活かした後席足元余裕。大人4人が快適に乗車可能な広さを実現。
2. **低維持費**:チェーン駆動式CVT採用モデルはオイル交換頻度が少なく、タイヤサイズも165/70R14とコスパ最適。
3. **シンプル操作**:アナログメーターと直感的なコントロールパネル。初めての車でも扱いやすい設計です。
**中古市場での評価**
2023年現在、10万円~30万円台で流通。特にAT車はファミリー層から「壊れにくい」「部品代が安い」と評価され、軽自動車からの買い替え需要が目立ちます。ただし、2011年式はエアバッグが運転席/助手席のみの仕様が多いため、最新安全装備を求める方には物足りなさを感じる点に注意が必要です。
**買い替えTIP**
「高速走行時の静粛性」と「パワー不足」が気になる場合は、2012年式以降の1.8Lモデルを検討するのがおすすめ。ただし燃費性能が若干低下するため、主に市街地で使用する方なら1.6Lモデルで十分と言えるでしょう。